昨年1年間に警察が摘発した児童虐待事件は1972件で、被害に遭った18歳未満の子どもは1991人だったことが12日、警察庁のまとめで分かった。ともに過去最多を更新した。
生命の危険があるなどとして警察が緊急で保護した子どもも5553人(前年比982人増)と、統計がある2012年以降増加し続けている。
社会的関心の高まりや児童相談所(児相)との連携強化で通報や情報提供が増えたことを受け、警察が積極的に対応していることが要因とみられる。
ただ、昨年も父親から暴力を受けた千葉県野田市の小学4年栗原心愛さん=当時(10)=ら54人(無理心中の21人含む)が死亡するなど悲惨な事件は後を絶たず、対策の強化が急務となっている。
警察が摘発した事件の約8割は「身体的虐待」(1641件)で、「性的虐待」246件、「心理的虐待」50件、「育児放棄(ネグレクト)」35件だった。
加害者は実父が最多で913人、実母が550人、養父・継父が302人、内縁の男が187人と続いた。子どもの性別は男児が1013人、女児が978人だった。
[時事通信社]