登校させなくても「欠席にせず」 佐賀・県立校16日再開方針 新型コロナ

新型コロナウイルスの感染防止のため実施されている臨時休校を巡り、佐賀県は11日、県立学校を16日から再開する方針を決めた。県内の20市町全てが同調する方針を示しており、県内では同日から大半の小中高校が再開する見通しとなった。共働き家庭の保護者らからは安堵(あんど)の声が聞かれた。
山口祥義知事は11日に県庁で開かれた対策会議で学校再開の方針を表明した。県内で感染者が出ていないことに加え「自宅に籠もったままの子供に、心身共に健康に過ごしてほしい。県内で感染が発生した時に(対応を)修正していくほうが、子供たちのためになる」と強調した。
ただし、保護者が感染予防のため子供を登校させない場合は「欠席扱いとしない」とし、学校関係者や保護者には「風邪気味など少しでも具合が悪ければ登校させないでほしい」と呼びかけた。部活動は、対外試合の自粛や練習時間の短縮などの条件付きで再開する。県は11日、再開方針を各市町や私立学校に通知した。
県教委や各市町によると、県内の全20市町が16日に学校を再開する方針。落合裕二教育長は「この時期は学年末の一番大事な時期。春休みまでの期間を活用し、児童生徒や先生には学年のまとめをしっかりとやってもらいたい」と求めた。
小学5年の長男がいる有田町の30代女性は「週末に遊びに連れて行けたくらいで、働きながら面倒を見るのは大変だった。ホッとしました」。小学3年と中学3年の子供がいる伊万里市の40代男性も「家に籠もりきりより、平時の生活に1日でも早く戻ったほうがいい」と再開を喜んだ。
小学3年の長女がいる佐賀市の40代パート女性は「休校中は友達と留守番もさせて心配だった。学校再開は助かる」と再開を歓迎する一方、「県内で感染者が出ていないだけで全国的に感染が終息しているわけではない。今後、子供が通う学校近くで感染者が出るかもしれないと思うと心配もある」と話した。【竹林静、池田美欧、関東晋慈】