秋田県警の幹部ら4人が同僚の車検切れ運転を巡る犯人隠避容疑で書類送検された問題で、久田誠本部長は16日、県議会教育公安委員会で「県民の信頼を失墜させる事案が発生したことは極めて遺憾。県民の皆様に深くおわび申し上げる」と陳謝した。
同容疑で書類送検されたのは県警本部勤務の、50代の男性警部▽60代の男性警視▽50代の男性行政職員と、県央部の警察署勤務の30代の男性巡査部長。県警は警部を停職3月の懲戒処分とし、3人を本部長や所属長の訓戒とした。また車検切れ運転をした県警の40代の男性行政職員は同日、道路運送車両法違反容疑で書類送検された。
県警によると2019年11月11日に違反をした男性職員は同日、「車検切れに気づいた後も運転した」と所属部署の上司である50代の男性行政職員に報告。だがその上司である男性警部は、車検切れの認識後は運転していなかったことにするよう指示するとともに、取り調べを担当する警察署に車検切れと知ってからは運転していないと誤認させる内容のメモを送り、同署の巡査部長は事実と異なる供述調書を作成していたとしている。
県警では17年に能代署員が右折禁止の場所で右折した同僚の交通違反を隠避した事案が起きており、委員からは再発防止を求める声が上がった。【下河辺果歩、高野裕士】