中国道タイヤ落下事故不起訴 遺族が手記「頭が真っ白」「妻と娘に報告できず」

岡山県津山市の中国自動車道で2017年10月、路上に落ちていたスペアタイヤに乗り上げた大型トレーラーが横転し、巻き込まれた母娘2人が死亡した事故で、妻の美香さん(当時49歳)と長女の亜美さん(同21歳)を亡くした中村真彦さん(53)=広島市=が18日、岡山地検がタイヤを落としたトラックの運送会社で当時の松江営業所長だった女性らを不起訴処分としたことを受け、弁護士を通じて手記を寄せた。【戸田紗友莉】
手記
今回の処分結果の報告を受け、今は頭が真っ白になり、何も考えることができない状況です。決して厳罰を望んでいたのではありませんが、大切な二人の命を奪われた重大な事故なのに、誰も刑事責任を問われないとは……。
2年前の事故は決して誰も起こそうとして起きた事故ではないとはわかっています。かといって誰にも刑事責任はないと言われても、そのことをそのまま妻と娘に報告することはできません。今回の処分結果から、この事故に遭ったことを「たまたま運が悪かったんだね」とは決して言えません。
失ったものが大き過ぎます。
今後のことは、代理人の弁護士と相談して、考えていきたいと思っております。
令和2年3月18日
中村真彦