東京都は1日に都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに66人確認されたと発表した。うち38人は感染経路が不明で調査中という。都内では25日以降の感染者数はほぼ40~70人台で推移しており、小池百合子知事は1日の都の感染症対策本部会議で「感染爆発の重大局面は変わっていない」との認識を改めて示した。都は、今週末も外出を控えるよう呼びかけている。
これで都内の感染者数は累計で587人となった。3月25日から5日間は40~60人台で推移していた。検査結果が判明した検体自体が少なかった30日は13人に減ったが、31日はたまっていた検体の結果が一気に出た影響もあり、1日あたりの感染者数で最多の78人に増えていた。
小池知事は、都民に対し、3月28、29日の週末は不要不急の外出自粛を要請。若者や中高年が「夜の街」に出て感染が拡大していることから、ナイトクラブといった接待を伴う飲食店に行くことなども控えるよう呼びかけている。対策本部会議では「4月12日までの間、平日夜間の外出、週末の不要不急の外出を控えてほしい」と述べた。
また、首都圏4都県と横浜、千葉など5政令市の知事と市長が1日にテレビ会議を開き、不要不急の外出や買いだめを控えることなどを住民に求めることで一致。東京には通勤通学などで近隣県から1日約300万人が流入するなど人の往来が激しく、連携した対応が必要なことも確認した。
都は感染予防に生かしてもらうため、居住市区町村別の患者数を初めて公表した。3月31日時点の患者(521人)で居住地が判明した405人は、多い順に世田谷44人▽港39人▽杉並28人▽品川24人▽新宿22人▽目黒21人――などと区部に集中した。【古関俊樹、内田幸一】