新型コロナウイルスの感染者は1日、国内で新たに267人が確認され、1日当たりとしては過去最多を更新した。東京都は同日、都内で新たに66人の感染を確認したと発表し、大阪府や福岡県でも30人を超える感染者が確認されるなど、都市部で感染が拡大した。
都内の66人のうち、感染経路が特定できていない人は6割近い38人に上った。未確認のクラスター(感染集団)が発生しているか、これから発生する可能性もあることから、都は追跡調査に力を入れる。
66人のうち、40歳代までの感染者が45人と約7割を占めた。小池百合子知事は比較的若い世代の感染者について「活動範囲が広い」と指摘。さらなる感染拡大を招く恐れがあるとして危機感を示した。この日は集団感染が発生している永寿総合病院(台東区)に関係する感染者の報告はなかった。
また、都はこの日、3月31日時点での感染者521人の区市町村別の内訳を初めて公表した。分布を公表することで、都民に注意を促すことが狙い。23区内の居住者の感染が目立ち、世田谷区が44人と最も多く、港区39人、杉並区28人、品川区24人、新宿区22人と続いた。多摩地域の市町村はいずれも10人未満だった。都外在住者は計20人だった。
一方、小池知事は都の対策本部会議で、患者の受け入れ病床を620床まで増やしたことを報告した。都は4000床まで増やすことを目指し準備を急いでいる。