教授のPC操作し機密情報を無断で閲覧 京大iPS研、非常勤職員を解雇

京都大は31日、無断で教授のパソコンを操作し個人宛ての機密情報が記載されたメールを閲覧したなどとして、iPS細胞研究所非常勤職員の50代女性を懲戒解雇処分にしたと発表した。
同大によると、女性は同研究所の教授のパソコンを無断で操作し、教授宛ての機密情報のメールを無断で閲覧した。また、教授の机から機密書類を持ち出し、スキャンして返却。部屋の様子がおかしいと感じた教授がビデオカメラを設置したところ、メールを盗み見ている姿が映っていたという。
さらに、研究所共有のオーブンレンジを不具合がないにも関わらず、メーカーに依頼して無断で処分。教授室をビデオカメラで盗撮し、データの消去を指示されたが消さず、他の教職員もアクセス可能な共有フォルダーに保存していた。他にも業務上の必要がないのに休日に大学のセキュリティーエリアに自身の大学生の子どもを立ち入らせたり、業務上必要ないメールや文書を大量に印刷していたという。
女性の行為は2017~19年度に実行されていたという。同大は「本学職員が学内でこのような事案を行ったことは誠に遺憾。再発防止に努める」としている。【福富智】