緊急性低い手術の延期を提言 コロナで外科学会など、目安公表

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて日本外科学会などは8日までに、手術の実施時期を緊急度に応じて判断し、致命的な病気でなければ延期するよう促す提言をまとめた。患者や医療従事者への院内感染を防ぐのが目的。
手術の緊急度を3段階に分類した目安も公表した。致命的な病気ではない外来手術、健康診断の胃や大腸の内視鏡検査は延期を促した。重症化する危険がある病気は、可能なら延期することを推奨。具体例に、悪性度の低いがんの手術などを挙げた。
ほとんどのがん、心臓病、外傷など数カ月以内に手術しないと致命的になるケースは、十分な感染予防をした上で慎重に実施するべきとした。