新型コロナ検査「病院あふれるの嫌で厳しめに」 さいたま市長、保健所長を注意

新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査(遺伝子検査)について、さいたま市保健所の西田道弘所長が記者団に「病院があふれるのが嫌で(検査対象の)条件を厳しめにしていた」と発言し、清水勇人市長は13日、「誤解を招く表現であり、市民におわび申し上げる」と陳謝した。西田所長には口頭で厳重注意した。
さいたま市は12日までの検査数が196人で、同市より人口が少ない千葉市は10日時点で計746人と4倍近い差がある。西田所長は10日の市長記者会見後、記者団の取材に、無症状や軽症患者で病床が埋まることへの懸念を示し「検査を拡大すると無症状や軽症の人が掘り起こされる。それが嫌で厳しめにやっていた」と説明。軽症者の滞在先としてホテルなどの確保の必要性を訴えていた。
この発言について清水市長は13日、記者団に対し「厳しくした例は実際にはなかった。医師としての裁量の部分があったのかもしれないが、適正に検査していた」と否定した。また市保健所にある検査機器3台に加え、新たに1台購入すると明かし「今後も検査態勢を充実させたい」と強調した。【大平明日香】