福岡立てこもり 6歳女児の首にも傷 包丁でけが? 県警が捜査

福岡市南区大橋1のウナギ料理店で21日に元従業員が男性店主(36)の3歳と6歳の娘2人を人質に立てこもった事件で、右手指に切り傷を負った姉の首の後ろにも刃物でできたような傷があることが、捜査関係者への取材で判明した。福岡県警は元従業員が立てこもった時に姉に突きつけた包丁でできた傷とみて、当時の状況を詳しく調べる。
捜査関係者によると、逮捕監禁致傷などの容疑で逮捕・送検された元従業員で無職の渡辺祐樹容疑者(35)=同区三宅2=は、2019年からアルバイト勤務したウナギ店を事件の数日前に辞めた。別の従業員と給料などの待遇に差があるなどとして店主に恨みを募らせ、店を訪れた姉妹にも店主の悪口を言ったことなどからあつれきが深まったとみられる。事件直前に肩代わりしてもらった借金の返済を店主に求められ、立てこもった動機として「不満をぶつけたかった」などと供述している。
一方、渡辺容疑者は就業中、人質にした姉妹をかわいがっていた。近隣住民によると、3人で仲よさそうに店近くの古紙回収所に段ボールを持って行く姿もみられたという。【浅野孝仁、一宮俊介】