「10万円申請代行」メールや高額マスクの案内… コロナ便乗?不審事案相次ぐ

新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺だと疑われる不審な電話やメールが兵庫県内で相次いでいる。業者を名乗り、政府が国民に一律給付する10万円を挙げて「代行申請する」と勧誘するメールなどもあり、県警は「不審に感じたら相談してほしい」と呼び掛けている。
県立消費生活総合センター(神戸市中央区)によると、22日までに県内の各消費生活センターには新型コロナに関する相談や情報提供が計804件あった。結婚式や旅行のキャンセルに関する問い合わせが多いが、「マスクが突然送られてきた」「高額マスクの案内が届いた」などマスクに関する相談もあった。
また、西宮市の女性には「給付金10万円の申請を代行する。場合によっては、マスクをした者がご自宅にうかがう」と誘う不審なメールが届いたという。県立消費生活総合センターの担当者は「個人情報や金銭などを目当てにした悪質な手口ではないか」とみている。
県警にも新型コロナに関する相談が17日までに約120件あった。電話で息子をかたり「コロナの影響で事業が不調になり、お金が必要になった」と持ちかける特殊詐欺事案のほか、飲食店に低金利で融資を案内するファクスが届く保証金詐欺とみられるケースがあったという。
県警生活安全企画課は「今後、各種の給付金などの手続きが進めば、便乗した詐欺が増える恐れがある」と呼び掛けている。【春増翔太】