新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない状況を受け、東京都は、都内に緊急事態宣言が発令された場合、飲食店に対して酒類を終日提供しないよう求める方向で調整に入った。営業時間は午後8時までとすることも要請する。都内では22日、新型コロナの感染者が新たに861人確認されており、1日あたりの感染者が800人を超えるのは2日連続。感染状況は深刻化しており、都は21日夜、政府に緊急事態宣言の発令を要請していた。
都は緊急事態宣言の発令に向け、休業要請対象などについて政府と調整作業を進めている。政府は23日にも宣言発令を決定する見通しで、都は速やかに措置を公表したい考えだ。現時点では、百貨店のような大型商業施設には休業を要請する方向で検討している。【斎川瞳】