政府は28日、2020年春の褒章受章者660人(うち女性190人)と22団体を発表した。学術やスポーツ、芸術文化などの分野で優れた業績を挙げた人が対象の紫綬褒章は、落語家の春風亭小朝(本名花岡宏行)さん(65)や女優の藤山直美(本名稲垣直子)さん(61)らが受章した。発令は29日付。
小朝さんは現代感覚を取り入れた親しみやすい高座活動を展開。独自の視点と演出により各地の大劇場で落語会を成功させ、多くの観客の獲得につなげたことが評価された。
藤山さんは舞台やテレビで幅広く活躍。戦前戦後に生きた女性漫才師を演じた舞台「おもろい女」は18年度の文化庁芸術祭大賞となった。父は昭和を代表する喜劇俳優の故藤山寛美さん。
紫綬褒章にはこのほか、直木賞を受賞した「女たちのジハード」で知られる小説家の篠田節子さん(64)、日本舞踊家の山村友五郎(本名山村武)さん(56)らが選ばれた。
主に農業、商業、工業に従事した人に授与される黄綬褒章は、国内でイタリア料理の普及に尽力したイタリアンレストランオーナーシェフの落合務さん(72)らに決まった。
[時事通信社]