安倍晋三首相は30日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス感染拡大を巡り、学校の9月入学制導入に関し「9月入学も含め、さまざまな選択肢を検討していく必要がある」と述べ、前向きな意向を重ねて示した。「欧米では9月だ」とも指摘し、今後の学校再開の議論を見極めながら検討する考えを強調した。
質疑後、感染拡大に対応する2020年度補正予算案が可決され、30日夜に参院本会議で可決、成立する見通しだ。
萩生田光一文部科学相は休校の長期化に関し「必要最小限度の教育活動を段階的に開始するのが重要だ」と語り、5月1日までにガイドラインを公表する方針も示した。