大阪府の吉村洋文知事が1日、カンテレ「報道ランナー」、読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」に生出演し、政府が緊急事態宣言を5月末まで延長することを軸に検討していることについて「きちんと分析して、メリハリをつけてほしかった。緊急事態宣言が出てから、なんとか抑えようと事業者の皆さんに休業をお願いして、感染爆発をなんとか抑えることができた。延長はいつ終わるんですか。そこの方向性を示してほしい」と話した。解除については「非常に難しい判断。大阪も状況を見ると複雑な状況。感染拡大を防ぎながら、経済は疲弊しています。それによって命を落とす人がいるという配慮をしてほしい。明確な未来の目標もなく延長は反対です」と理解を示しながらも要望した。
経済再生戦略については「医療崩壊を防ぐためにどうするか。大阪モデルとして、病床の占拠率が大きなポイント」と医療現場の状況を一番にあげた。また、今回の休業延長による中小企業や小売り業の家賃支援について「大阪府が独自で支援します。国がやるとなれば、大阪府が上乗せして支援します。本当は国が方向性示さないと。感染拡大を防ぎながらも次の出口を見つけていきたい」と経済支援策をあげた。さらに、今回の延長によってこれまで支援金支給対象外だった業種についても「今度は休業を要請している、していないに関わらず支援します」と明言した。