仁藤夢乃氏、安倍晋三首相の馳浩氏への電話での厳重注意に「厳重注意って電話だけ?馳議員らから直接の謝罪はありません」

虐待や性暴力の被害に遭った10代の女性らを支える一般社団法人「Colabo」の仁藤夢乃代表が2日、自身のツイッターを更新した。
仁藤氏は、ツイッターに「首相がセクハラ抗議の馳浩元文部科学相を厳重注意」と題したネット記事を貼り付けた。記事は、安倍晋三首相が、性暴力被害少女らの支援団体の活動を視察した際にセクハラ行為があったと抗議された馳浩元文部科学相(衆院石川1区)を先月29日に電話で厳重注意したことを伝えている。
今回の問題は、仁藤氏が虐待や性暴力被害などを受けた女性たちを支える活動の1つである10代女性無料のバスカフェ「TsubomiCafe」に自民党の馳浩衆院議員ら国会議員や新宿区議らに対し、22日に受け入れた視察時に10代少女へのセクハラ行為があったとして謝罪を求める抗議文をネット上で公開。馳氏がホームページ上で謝罪した。
今回の安倍首相の電話での注意に仁藤氏はツイッターで「厳重注意って電話だけ?馳議員らから直接の謝罪はありません。世間に向けた謝ってるアピールの中身のない文章を公開しただけ」とつづった。
さらに「あるテレビ局の取材に馳氏は『ブログで回答書を公開した。これ以上の対応しない』と話したと。え、謝らないの?と10代のメンバーも驚いています」とツイートしていた。