北海道と札幌市は6日、新型コロナウイルスの感染者が23人確認されたと発表した。うち16人は札幌市だった。道内での感染者は914人となり、900人を突破した。感染していた札幌市の80歳代男性の死亡も発表され、死者は46人となった。
クラスター(感染集団)が発生している介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(札幌市北区)では、職員女性3人と入所者女性3人の感染が分かり、施設の感染者は計67人となった。
同じくクラスターが確認されている北海道がんセンター(同市白石区)の30歳代看護師女性は、感染判明後に2度のPCR検査で陰性となったが、せきや嗅覚障害の症状が再び出て、再度陽性と確認された。札幌市保健所は「体内に残っていたウイルスで、再び発症した可能性が高い」との見方を示した。