大型連休中の外出自粛、後半は「緩み」も 前日より人出増加目立つ NTTドコモ分析

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が外出自粛を強く呼びかけた2日からの5連休では、多くの調査地点で3日まで人出の減少傾向が続いたが、政府が緊急事態宣言の延長を決めた4日以降は半数以上の地点で前日より増加するなど、連休後半は「緩み」が目立った。
携帯電話の位置情報などを基にNTTドコモが分析した95地点のデータによると、5連休に人出が前日より増加または横ばいだったのは、2日が7地点、3日が4地点だった。ところが、4日は東京・大手町で前日比169・0%増、同・霞が関で98・2%増となるなど67地点で前日比増。5日も48地点、6日は56地点で前日比増となり、連休後半は増加地点数が減少地点数を上回った。
一方、6日午後3時時点の人出を2019年の大型連休(4月27日~5月6日の平均)と比べると、95地点中69地点で5割以上減少。大阪府・梅田87・5%減、神奈川県・みなとみらい86・8%減、東京都・東京駅84・5%減など、重点的な感染防止対策が求められている「特定警戒都道府県」を中心に減少率8割以上は11地点だった。【遠藤修平】