日本政府、白血病女児の韓国帰国支援=菅官房長官「協力の好例に」

新型コロナウイルスの感染拡大で国際航空便が制限される中、インド滞在中に急性白血病にかかった韓国人女児の帰国を日本政府が支援し、韓国メディアで好意的に報道されている。菅義偉官房長官は7日の記者会見で「韓国側から深い感謝の意が表明されており、日韓協力の良い例になった」と強調した。
韓国紙・中央日報によると、女児は症状が悪化して韓国での治療が必要になったが、インド政府による「国家封鎖令」で国際便が全面ストップしており、帰国できない状態だった。在インドの韓国大使館の要請に日本大使館が応じ、日本航空の臨時便に座席を確保。女児と家族は東京を経由して5日に帰国したという。
菅氏は会見で「人道的観点から日本航空の協力で実現した。日韓の関係者の努力に感謝を申し上げたい」と述べた。
[時事通信社]