東京都は9日、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う休業要請に応じない15のパチンコ店について、都ホームページで店名を公表した。都が新型コロナ特措法45条2項に基づき、施設名の公表を行うのは初。
店名が公表されたパチンコ店のうちの1店では、この日夜も隣り合って座る利用客が多く、台の利用率は7割ほど。客足が途絶えることはなかった。入店したパチンコ歴40年の60代女性は「開店してるから来てしまう。コロナにかかる、かからないは関係ない。玉の音を聞いたら、打たないワケにはいかない」と話した。
都は営業を確認した15店舗の他にも、営業を続けているパチンコ店について、「9日までに都民みなさまから、2桁に上る数の店舗について情報が寄せられている」とし、現地調査を続け、休業への協力を求める方針だ。