ベトナム人実習生遺棄容疑で20歳同僚を逮捕 富山県警

富山市のアパート脇側溝で、ベトナム人の技能実習生、グエン・バン・ドゥックさん(21)の遺体が見つかった殺人事件で、富山県警は11日、グエンさんと同居していた男性のベトナム人技能実習生で清掃作業員、ゴ・コン・ミン容疑者(20)を死体遺棄容疑で逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は4月ごろ、同市赤田の自宅アパート脇の側溝にグエンさんの遺体を遺棄したとしている。ゴ容疑者はグエンさんの同僚で商業施設で働いていた。
グエンさんは4月2日以降、所在不明となり、ベトナム人の友人らが5月5日に遺体を発見。死後1カ月程度が経過し、首や腹に刺された痕が複数あった。側溝にはコンクリート製のふたがしてあり、これまでの捜査でアパートの室内から血痕が見つかっていた。【高良駿輔】