北九州市で新たに12人 小学校でクラスター発生 9日連続の感染確認

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている北九州市で31日、新たに小中学生6人を含む10~80代の男女11人と年齢調査中の女性1人の計12人の感染が発表された。市内での感染確認は23日から9日連続で、2桁は4日連続。9日間の累計は97人になった。
市によると、新規感染12人のうち10代の男女4人は28日に感染が判明した市立守恒(もりつね)小(同市小倉南区)の女子児童のクラスメート。市はクラスター(感染者集団)が発生したとみて調査する。その他の20~40代の男女3人はクラスターが発生した北九州総合病院(同市小倉北区)の医療スタッフで、同病院の感染者は計26人になった。
市は25日に感染が判明した門司区の80代女性の死亡も発表した。同市の死者は4人になった。
同市では北橋健治市長が「第2波のまっただ中にいる」との認識を示している。既に休館している市の屋内施設43カ所に加え、31日から119の施設も再休館に入った。【井上卓也、成松秋穂】