30日午後5時40分頃、宮城県栗原市一迫柳目、電器店「大江電気商会」から出火、木造一部2階建て倉庫兼車庫、石蔵、店舗など5棟計425平方メートルを全焼、木造2階建て住宅の一部を焼いた。住民らは逃げて無事だったが、消火作業中に消防士6人が重軽傷を負った。命に別条はない。
築館署で出火原因を調べている。
消防士6人の負傷を受け、栗原市消防本部は31日、記者会見を開き、小野寺勝典消防長が「再発防止のためにも今後、事故原因を調査し、安全管理体制を検証する」と話した。同本部によると、6人が負傷したのは、消火作業中に店舗付近の石蔵の屋根や壁が崩れたため。事故当時は石蔵の内部を確認しようと、消防士11人が出入り口付近に集中していたという。