東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区)が6日、開業した。日比谷線が1964年に全線開業してから初めてできる新駅となる。
この日、新型コロナウイルスの影響でセレモニーはなかったが、朝から利用する親子連れらの姿があった。茨城県大洗町の会社員、五上好亮(ごがみよしあき)さん(25)は「開業するので来た。通路は広いし、きれい」と話した。千葉県浦安市のアルバイトの男性(26)は「待ちに待った開業。周辺は再開発が進んでいて、街が変わる姿を見るのが楽しみ」と期待していた。
新駅は、北隣の霞ケ関駅とは約800メートル、南隣の神谷町駅とは約500メートルしか離れていない。一方、周辺には「虎ノ門ヒルズ森タワー」(2014年開業、52階建て)があり、6月には「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」(36階建て)が開業するなど再開発ビルの建設が進む。臨海部と結ぶバス高速輸送システム(BRT)などのバスターミナルがビジネスタワー1階に設けられるほか、約440メートル離れた銀座線虎ノ門駅と新駅は地下通路で結ばれており、新たな交通拠点になると期待されている。
新駅では今後、地下2階の整備が進められ、23年には周辺のビルと直結するコンコースになる。現在は地下1階にある改札も地下2階に移る予定だ。初年度で1日8万人の乗降客が見込まれていたが、新型コロナの影響で減りそうだ。
また日比谷線ではこの日、有料座席指定制列車「THライナー」の運行も始まった。【山本佳孝】