新型コロナウイルスの影響で休業していた懐古園(長野県小諸市)の人力車が先月下旬から再開し、9割引きという破格の料金でサービスを提供している。車夫の喜楽屋笑太さん(39)は「小諸に活気を取り戻したい」と来園を心待ちにしている。
人力車は首都圏などで緊急事態宣言が発令された2日後の4月9日から先月26日まで営業を自粛。その間、人力車から見た桜の動画をインターネットに投稿するなどしたが、喜楽屋さんは「さみしかった。お客さんがあってなんぼ、と実感した」と振り返る。
利用者の増加につなげようと、通常1人2500円の30分コースが250円、5500円の60分コースが550円(いずれも税込み)など、もうけを度外視した価格で提供している。今月は県内、来月は県外在住者が対象。5日に利用した軽井沢町の介護施設職員(67)は「高い位置からの眺めを楽しめた」と満足そうだった。
事前申し込みが必要で、予約や問い合わせは喜楽屋さん(080・3522・9694)へ。