横田滋さん思い「残された私たちが」拉致被害・松木薫さん家族が署名活動 熊本

北朝鮮による拉致被害者、松木薫さん(行方不明時26歳)の家族や支援者が13日、熊本市中心部で早期救出を求める署名を集めた。姉の斉藤文代さん(74)=熊本県菊陽町=は、同じ拉致被害者の横田めぐみさん(同13歳)の父で5日に87歳で亡くなった滋さんについて「優しいけれど、言うべきことは言う人だった。めぐみちゃんと会えずに悔しかったと思う」としのんだ。
松木さんは熊本市出身。京都外大大学院在学中の1980年、留学先のスペインで行方不明になった。北朝鮮は2002年の日朝首脳会談で拉致を認めて「96年に死亡した」と報告したが、提示された「遺骨」は別人と判明。家族らは真相究明を求め、松木さんの誕生日の6月13日に毎年、署名を集めている。
斉藤さんは集会や講演会で滋さんと交流があり、「めぐみちゃんの思い出を話すと目尻が下がるのが忘れられない」と振り返った。そのうえで「残された私たちが頑張らないと」と力を込めた。【清水晃平】