「指を詰めろ!」
ラーメン店店主が店内で早朝、男性の右手小指にたがねを押し当てハンマーで上からガツン! 第1関節部分の約1・5センチをザックリ切り落とした。
元従業員の男性(48)の小指を切断したとして、いずれも宮城県仙台市の、スナック経営・斎藤秀文(58)とラーメン店経営・小崎浩信(50)の両容疑者が10日、傷害容疑で県警仙台東署に逮捕された。
事件当時、スナックで働いていた被害男性Aさんは昨年10月22日午前6時45分ごろ、斎藤容疑者と一緒に小崎容疑者のラーメン店にいた。Aさんは斎藤容疑者から勤務態度や度重なる遅刻、貸した金の返済が滞っていることをとがめられた。2人はそれまでも頻繁に店を訪れていた。
「頭に血が上った斎藤容疑者は立っていたAさんを数回蹴り飛ばし、何度も『指を詰めろ』と迫った。あまりのしつこさにAさんはついに観念したが、なぜか斎藤容疑者にだけは手を下されたくなかったそうです。『小崎さんにされるのならいいです』と承諾し、それで小崎容疑者が実行することになった」(捜査事情通)
それから3カ月半余り。今年2月上旬に事態は急変する。斎藤容疑者とエンコを飛ばされたAさんの関係がなぜか修復し、2人でまた小崎容疑者のラーメン店に顔を出したのだ。
■元暴力団幹部がわざわざ出頭
「原因は不明だが、今度は斎藤容疑者と小崎容疑者の関係が悪化していた。斎藤容疑者は自らの指示でAさんの指を落としたというのに、自分は悪くないと思い込んでいた。そこで小崎容疑者がAさんの指を切断したことを警察にバラして困らせてやろうと考えたのです。Aさんに『警察に電話しろ』と命令。その場で110番させ、3人で署に出頭した。Aさんがわざわざ電話してこなければ、事件は発覚しなかった」(前出の捜査事情通)
何ともマヌケな話だが、それでも斎藤容疑者は罪の意識がないようで「オレは全く関係ありません」と供述しているという。
「斎藤容疑者は元住吉会系の暴力団幹部で、10年以上前、組長と一緒に山口組系の事務所にトカレフを持ってカチコミをかけ、銃弾2発をぶっ放して玄関扉を破壊。銃刀法違反でパクられている。当時からスナックを経営していたが、ヤクザの世界から足を洗ったようだ」(前出の捜査事情通)
ちなみに現場となった小崎容疑者の店は、行列ができるような繁盛店ではなく、ごく普通の味のラーメン店だそうだ。