USJで「大阪コロナ追跡システム」PR 吉村知事が実演して登録呼びかけ

大阪府の吉村洋文知事は18日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を訪れ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「大阪コロナ追跡システム」の実施状況を視察した。
USJは8日、大阪府民で年間パスポートを持つ人に限定して、約3カ月ぶりに営業を再開。その後、順次対象を拡大、19日からは2府4県(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)の住民と年間パスを持っている人に入場枠を広げ、一般営業を再開する。
大阪コロナ追跡システムは、府が提供するQRコードを店やイベント会場入り口などに掲示、客にスマートフォンで読み取ってもらいメールアドレスの登録を促し、感染者発生時に府から登録者にメールを送り注意喚起する仕組み。USJには入り口のほか敷地内の飲食店20店舗でそれぞれのQRコードを掲示しており、購入時のレシートにもコードが印字される。
18日は吉村知事が実際にUSJの飲食店のレジカウンターに掲示されたQRコードを読み取って、使い方をデモンストレーションした。1分もかからず登録を完了した吉村知事は「感染症対策を取りながら大阪を盛り上げようとしてくれているUSJに感謝したい。皆さんにもご協力をお願いしたい」と呼びかけた。
USJは感染防止対策として、このほかにも来場者にマスク持参を求め、入場時は検温をする。
【田畠広景】