新型コロナウイルスの感染が広がっている「昼カラオケ」をめぐり、札幌市は19日、昼カラで感染した可能性がある陽性患者が2人増えて18店で計59人になったと発表した。2人はいずれも60歳以上の客の男女で、感染者59人のうち60歳以上は55人となった。
昼カラ3店目のクラスター(感染者集団)の「カラオケ広場さっぽろ挽歌」で感染した可能性がある客64人のうち、連絡が取れていないのは19日時点で15人となった。北海道と市は利用客に相談窓口へ連絡するよう呼び掛けている。
市によると、19日に昼カラでの行動歴が判明した男女2人のうち女性は、さっぽろ挽歌を利用していた。市は、17日の店名公表から19日正午までの間に22人の客の連絡先を把握できたことも明らかにした。
昼カラをめぐっては、6月9日と11日に札幌市内の喫茶店2店で相次いでクラスターが発生。感染者はそれぞれ18人と16人が判明しているが、市は2店の客を特定できたとして店名を公表していない。
市によると、さっぽろ挽歌は5月末まで休業し、6月1日に営業を再開。感染者は客8人と従業員1人の計9人で、このうち4日に訪れた客1人は最初のクラスターとなった喫茶店を5月27日に利用していた。クラスター以外の15店のうち1店は市外にあるという。
市保健所は、昼カラを「喫茶店などで昼食・軽食の提供などと合わせて日中に行われるカラオケ」と定義。「高齢者は重症化しやすい」として、歌唱時のマスク着用やマイクの小まめな消毒など感染予防策の徹底を求めている。
札幌市では19日、新たに3人の感染が確認された。3人とも感染経路が分かっており、昼カラ利用者も含まれているという。
道によると、道内では19日、札幌市以外で新たな感染者は確認されず、19日午後5時時点の道内の感染者は延べ1192人(実人数1175人)。治療中の患者は97人で、うち12人が重症。19日までに計94人が亡くなった。