【女帝・小池都知事 裏切りの4年】#3
学歴詐称疑惑がくすぶる“女帝”小池都知事。2期目をかけた知事選の選対本部が18日、ようやく日刊ゲンダイに小池氏のカイロ大の卒業証明書と卒業証書を開示した。ところが、疑惑払拭からは程遠いシロモノだった。
小池氏は15日の政策発表会見終了後、突然、証明書と証書を公表。しかし、過去に厳しい質問をしてきた日刊ゲンダイを含む複数メディアには会見開催の事実すら知らされず、書類を見ることもかなわなかった。選対が対象メディアを「選別」した疑いがあったが、日刊ゲンダイなどの求めに閲覧や撮影を渋々、許可したのだ。
そこで日刊ゲンダイは18日、指定された東京・西新宿の事務所を訪問。選対本部らしからぬ静けさの一室に招き入れられた。
クリアファイルに入れられた証書と証明書には、どことなく違和感が漂う。公式文書とは思えないほど乱雑にスタンプが押され、小池氏の証明写真はなぜかサビたクギのようなものでピン留めされていた。
内容もつじつまが合わない。毎日新聞電子版の「卒業証書と卒業証明書邦訳」によると、証書には〈1976年10月の文学部における試験結果の確認後、大学評議会は76年12月29日、【中略】コイケ・ユリコ氏へ、良好な最終成績にて社会学科の文学士号を授与〉と記されている。しかし、今月8日、カイロ大が発表した声明には「76年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する」とある。さらに、76年10月27日付の東京新聞には、「小池氏が9月にカイロ大を卒業した」旨の記載がある。時期がまるで符号しないのだ。
やはり、小池氏が出した書類は疑惑払拭からは程遠い。小池氏が選挙期間中でも「街宣しない」と断言したのは、報道陣や有権者に学歴詐称を突っ込まれるのがイヤだからに違いない。
「出馬表明前後から、知事の公務が妙に多くなった。16日はプロ野球の巨人とヤクルトの社長と面会、18日の第一声直後は新造客船のお披露目会ですよ。事務方が対応すれば済むものばかり。“公務ラッシュ”を理由に街宣を避けているとしか思えません。さすがに都庁内からも批判が上がっています」(都庁記者)
有権者に会えない“逃げ恥”選挙しかできない人が都知事でいいのか。