「5000円でいい」と女性客から120万円 歌舞伎町ホストぼったくり手口

東京都の小池知事が名付けた“ステイホーム週間”中、新宿・歌舞伎町のホストがいかにもな手口でぼったくりを繰り返していた。

勤務先のホストクラブ「Men’s&Queen」で、女性客から120万円をぼったくったとして、元ホストで風俗店従業員の浦井亮容疑者(22)が17日までに、都ぼったくり防止条例違反の疑いで警視庁新宿署に逮捕された。

2人はマッチングアプリで知り合い、先月4日に新宿で初対面。浦井容疑者は「1人5000円でいいから」とデタラメな料金を伝えて、午後8時ごろ、休業要請期間中ながら営業していた店に女性を連れ込み、ベロンベロンになるまで酔わせた。日付が変わった午前0時すぎ、女性は100万円の請求を知らないままクレジットカードで決済。さらに浦井容疑者は「カードが読み取れなかった」と女性をダマして店外に連れ出し、ATMで現金20万円を引き出させた。

帰宅後、手元に見慣れない封筒があることに気づいたものの、女性は記憶がアヤフヤ。封を開けると120万円と書かれた領収書が入っていたため、警察に駆け込んだ。

「その後、浦井容疑者がなぜ店を辞めたのかは分からないが、同様の被害が何件も報告されている。本人は容疑を否認しているが、余罪があり過ぎて覚えていないようだ。外出自粛で売り上げが減ったため、犯行に及んだとみて捜査している。店側の関与がなかったかも調べている」(捜査事情通)

歌舞伎町の飲食店関係者がこう言う。

「歌舞伎町には約240店舗のホストクラブがあり、その約3割が休業要請に従わず、看板の電気を消すなどして闇営業を続けていた。ホストの太客である風俗嬢も仕事がなくなり、遊ぶ金がない。売り掛けも回収できない。新規の客をつかみたくてもつかめない。だから皆、あの手この手を使って稼ごうとしていた」

クラスターにぼったくりホスト――。ますます歌舞伎町が不気味な街になる。