高知県四万十市の
双海
( ふたみ ) 海岸で22日早朝、アカウミガメの産卵が確認された。専門家によると、アカウミガメは夜間に産卵してすぐに海に戻ることが多く、日の出後も砂浜にとどまる姿が確認されるのは珍しいという。
午前5時20分頃、砂浜から海に戻ろうとする姿が確認された。甲長約75センチで、甲羅の後ろが欠けており、前脚を動かしては何度も止まり、約10分かけて海に入っていった。
岸から約80メートル離れた砂地に107個の卵があり、約300メートル離れた砂浜にもカメの上陸跡があった。地元で調査を続ける男性(73)は「上陸したが気に入らず、一度海に戻って再上陸し、その間に日が昇ったのではないか」と話した。
男性によると、産卵は減少傾向にあり、例年は5月上旬から10回程確認されるが、昨年は4回。今年も5月2日と6月4日に上陸の跡があったが、いずれも産卵はなかったという。(広浜隆志、写真も)