札幌市議会で議事を空転させたとして除名処分を受けた松浦忠・前市議(80)が、市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が22日、札幌地裁であった。武部知子裁判長は「処分は議会の裁量権の乱用で違法」として処分の取り消しを認め、市側に議員報酬など約1100万円の支払いを命じた。
松浦氏は昨年5月の市議会臨時会で臨時議長を務めた際、議長の選出方法を巡ってほかの議員らと対立。議長席に居座るなどし、約8時間議事を妨げたとして市議会から同6月、除名処分を受けた。
判決は「(松浦氏の言動は)議員の身分を失わせるほど悪質ではなく、除名は重きに失する」として処分の違法性を認定した。