新型コロナ 北九州「第2波」1カ月 半数は感染経路不明 つかめぬ原因

北九州市で新型コロナウイルスの感染再拡大が始まってから、23日で1カ月がたった。5月29日に北橋健治市長が「第2波のまっただ中にいる」との認識を示した感染状況は落ち着いたかに見えるが、感染経路不明者は半数近くに上る。北九州市でのみ「第2波」と呼ばれる再拡大が起きた原因は分からないままだ。【奥田伸一、浅野翔太郎】
5月23日に始まった「第2波」では、新規感染者数が同28日から6月1日まで5日連続で2桁を記録。その後は1桁かゼロの状況が続いている。濃厚接触者全てに広げたPCR検査の「攻め」の姿勢が、感染者の早期発見と一定の歯止めにつながったとみられている。
ただこの1カ月間、市民生活には大きな影響が出た。救急医療を担う▽門司メディカルセンター(門司区)▽北九州総合病院(小倉北区)▽産業医科大病院(八幡西区)――で多数の医療スタッフが感染。各病院が救急患者の受け入れを停止し、医療関係者の間では北九州市と周辺の救急搬送が滞る事態が懸念された。
また市立小中学校でも、児童生徒の感染が相次いで判明。分散登校に逆戻りするなど学校の本格再開に遅れが出た。19日、小中学校が一斉登校を再開し、一部業種で延長されていた県の休業要請も解除されるなどして、ようやく日常に一歩ずつ戻ろうとしている。