見張りの署員、当直明けで居眠り? 甲府署の容疑者逃走、本部長が謝罪

甲府署から詐欺容疑で逮捕された男が逃走した事件で、山梨県警の大窪雅彦本部長は25日の定例記者会見で「あってはならないこと。県民に不安を与えたことを申し訳なく思っている」と謝罪した。
県警によると、男は昼食を取るため移された取調室から監視していた男性署員のすきを見て逃走。緊急配備をかけた県警は約25分後に道路を挟んで隣接する甲府市役所1階のトイレで男を発見し、取り押さえた。男性署員は居眠りをしていた可能性があるという。
大窪本部長は男性署員が当直勤務明けだったことを明らかにし、「個人の問題として捉えるのではなく、職員の勤務状況や健康状態も考慮した任務付与のあり方、無理のない働き方など組織全体の問題として捉えて対応したい」と話した。容疑者が警察署から出られないようセキュリティーを強化する必要性にも言及した。
一方、大窪本部長は山小屋の休業や登山道の閉鎖が決まった富士山についても触れ、「この夏は例年のような救護態勢が整備されていない。登山道の点検もなされないので例年にも増して危険であり、絶対に登らないでほしい」と呼び掛けた。【金子昇太】