徳島県鳴門市の徳島北農協は26日、撫養支所の元信用共済課長だった40歳代の男が、約5100万円を着服していたと発表した。金庫内に入れて保管していた1万円札1000枚束などを、薄茶色の紙幣大の紙とすり替える手口で着服を隠し、2回の監査をすり抜けた。
農協によると、元課長は2019年9月頃から今年6月、模造紙幣にすり替える手口などを用いて、1000万円分5束と、100万円分1束などを着服。金庫では、多額の出金に備えた資金を保管していた。
今年5月に着任した支所長が、ほとんど休まない元課長の様子を不審に思い、金庫を調べたところ、すり替えが判明。着服金は先物取引の損失
補填
( ほてん ) に充てたという。
農協は24日付で元課長を懲戒解雇。全額弁済されていることから、被害届は出さないという。