任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)に立候補している「れいわ新選組」の山本太郎代表(45)は、選挙戦のラストサンデーとなった28日、新宿駅東南口近くで街頭演説を行った。
激しく雨が降る中、当初予定していた新宿駅西口から場所を変更し、高架下での演説に変更した。
地方債発行により「総額15兆円で、あなたのコロナ損失を徹底的に底上げ」という政策を掲げる山本氏。具体的には「まずは全都民に10万円を給付」のほか、新型コロナウイルスの第2波、3波に備え、「補償なき自粛」になった場合は、さらに全都民に10万円、全事業者には簡単なウェブ申請で受け取れる「まずはサッサと100万円」を支給するなどとした。
最初に支給する10万円については「ルールがあります。10万円をあなたの地元で使い切っていただきたい。あなたが使うお金は誰かの収入、所得に変わっていく。あなたのご近所、家の周りにも、お気に入りだったあの店がもうすぐ傾く、もうすく潰れそうだ、いろんな事情を抱えた商店はいっぱいあるはず」と山本氏。「そういったところで、食べたかったもの、欲しかったもの、必要だったものを徹底的に買っていただきたい。それによって、あなたの地元が底上げされる。あなたが地元を守る、東京を守る経済的主体になっていただきたい」と訴えた。
「これはやらなきゃダメだと思ってます。底上げさせて下さい。10万円配ってもいいでしょうか。やらせていただきたいんです」と呼びかけると、大きな拍手が起こった。
演説の終盤には「『山本太郎の演説は、カネのことしか言ってない』。そういう感想を持たれる方は多いと思う。しかし、いくらきれい事を言ったとしても、何をやるにしてもお金がいるんですよ。きれい事は言える。でも、そこにいくらかかるかイメージもできないで、一体どうやってその先やっていくんですか」と話した。
都知事選は過去最多の22人が立候補。再選を目指す無所属現職の小池百合子氏(67)のほか、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、政治団体「ホリエモン新党」から出馬したNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首(52)らの候補者がいる。