自宅敷地に乳幼児の遺体を埋めて遺棄したとして、北海道警は2日、旭川市永山4条3の無職、京田陵容疑者(38)と妻の麻理乃容疑者(36)を死体遺棄容疑で逮捕した。2人とも容疑を認めているという。
道警によると、6月29日朝、パトロール中の旭川東署員が旭川市内の路上で未就学児の男女2人を迷子として保護し、親である両容疑者の家へ送り届けた。戸籍上はこの2人の他に次女がいるはずなのに男児がいたため、道警が両容疑者に任意で事情を聴いたところ、次女の遺体を埋めたという趣旨の説明をしたという。迷子を送り届けた際にいた男児は両容疑者の子とみられるが、戸籍には入っていないという。
説明に基づいて捜査した結果、敷地に埋められた乳幼児の遺体が見つかった。年齢などはわかっていないが、新生児ではないとみられる。道警は司法解剖して死因や身元などを調べる。【渡部宏人、菊地美彩】