倉庫火災で4人死亡…消防隊員と警察官、爆発・煙に巻き込まれたか

5日午前1時半頃、静岡県吉田町の家庭用品メーカー「レック」(本社・東京)工場の倉庫から出火し、約14時間後に焼け跡から4人の遺体が見つかった。県警は通報を受けて倉庫内に入った後、連絡が取れなくなっている静岡市消防局吉田消防署員3人と県警牧之原署員1人とみて確認を急いでいる。
県警などによると、行方が分からなくなっているのは、いずれも吉田消防署所属で、消防司令万年章人さん(52)、同金原敬訓さん(45)、消防士長森西雄也さん(38)と、県警牧之原署地域課の巡査長関口孝隆さん(43)の4人。ほかに消防隊員の男女計2人がやけどを負った。
万年さんたち4人は警備会社からの通報を受け、午前2時頃に倉庫内に入ったが、15分ほど経過したところで連絡が取れなくなった。当初は火が見えなかったが、その後、爆発音と共に大量の煙が出たといい、4人が巻き込まれたとみられるという。倉庫は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約7000平方メートル。内部がシャッターで区切られており、放水が直接できなかったことなどから消火活動は難航、同日午後5時20分頃に鎮圧した。
レックによると、倉庫には洗剤の材料となる重曹などを保管していたという。2018年7月に原材料が周囲の熱で発火したとみられる火災があったが、現在は発火する可能性のあるものは置いていないという。