長崎大生が新型コロナ感染 大学病院実習中に発熱 長崎県内18人目

長崎市は4日、長崎大の20代の男子学生=同市=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は、大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」の乗員を除き、4月17日以来、18人目。
学生は、長崎大病院(同市坂本)で実習中だった。同院などによると、入院患者の聴診などをしていた学生は、3日午前の実習後に37.3度の発熱を確認。同日夜、PCR検査の結果、陽性が判明した。学生に肺炎の症状はあるが、4日朝には熱が下がって軽症という。
実習中は、検温やマスクを着用するなど感染防止策をとっていたため、院内での濃厚接触者はいない。同院は発症前に学生と接触があったとみられる入院患者や医療従事者ら計78人を特定し、4日夕までに69人の陰性を確認した。【中山敦貴、今野悠貴】