任期満了に伴う東京都知事選は5日投開票され、無所属現職の小池百合子氏(67)が300万票を超える圧勝で、再選を果たした。前回2016年の約291万票を上回り、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、NHKから国民を守る党(N国)の党首、立花孝志氏(52)らを退けた。
いつも通りの穏やかな表情で、宇都宮氏は都内の選挙事務所に現れた。「私個人としては残念です。多くの都民の皆さんの期待に応えられず申し訳ない」。2012、14年に続く都知事選への挑戦はまたも実らず、“3度目の正直”とはならなかった。
「小池都政の4年間をチェックする選挙」と位置づけ、立憲民主、共産、社民の支援を受けて戦った今回の選挙。出馬を辞退した16年の悔しさを胸に挑んだが、新型コロナウイルスの影響で思うような選挙活動ができず苦戦を強いられた。「地上波の露出では小池さんの独り勝ちですよ。巧妙なやり方。地上波のテレビ討論会は必要だった」とテレビ討論のオファーがなかったことを残念がった。
「保守政治が75年続いている日本の政治が変わるには、あと75年かかる」とし、国政への挑戦について聞かれると「この間も国政への要請は何回か受けてはいるが、私はあちこちいくのは苦手。地方自治体も大切です。要請は断っているし、気持ちは今も変わらない」と可能性を否定した。(瀬戸 花音)