沖縄県は11日、在沖縄米軍からの連絡で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)と米軍キャンプ・ハンセン(金武(きん)町など)で新たに米軍関係者45人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。具体的な人数について米軍は当初公表しないよう求めていたが、県が明らかにした。
県内の米軍基地では7月に入って感染が相次いで確認されており、7日から11日までの感染者は計61人となった。県は基地内で大規模なクラスター(感染者集団)が発生しているとみて警戒を強めている。
玉城(たまき)デニー知事は11日夜、在沖縄米軍トップのクラーディ4軍調整官と電話で協議し、普天間飛行場とキャンプ・ハンセンの封鎖や感染者数の公表、米国から沖縄への移動中止などを求めた。
玉城知事は県庁での記者会見で「衝撃を受けている。県民が一丸となって感染防止に取り組む中、極めて遺憾で、米軍の感染防止対策に強い疑念を抱かざるをえない。米軍基地の過重な負担を押しつけられている苦しみを国はしっかりと捉えてほしい」と述べた。【遠藤孝康】