九州豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市では12日、災害ボランティアセンターが開設された。新型コロナウイルス対策で県内在住者のみを募集したが、被災地の力になろうと初日から多くの県民が駆けつけて汗を流した。
市社会福祉協議会が同市の旧天瀬公民館前に開設した災害ボランティアセンターでは、午前9時の受け付け開始前からボランティアを希望する人の行列ができ、スタッフが一人一人に検温して回った。
日田検診センター(同市清水町)のバレーボールチームは、選手や監督ら14人で参加。主将の尾藤のぞみさん(23)は「天瀬は仕事でお世話になっているし、バレーボールの応援をしてくれる人たちもいる。災害前の日常に戻れるよう手助けして少しでも恩返ししたい」。同市の会社員、毛利孝行さん(47)は「困った時は助け合いが必要。できることをやります」と語った。
参加者は十数人単位に分かれ、旅館や民家の要望を聞きながら泥出しや片付けなどを手伝った。同市天瀬町の旅館「湯の香荘」を経営する安達吉典さん(72)は「泥は時間がたつと臭ってくるが、人手が足りずなかなか除去が進まなかった。ボランティアが来てくれて本当に助かる。けがをしないように気をつけてほしい」と話していた。
ボランティアの問い合わせ先は080・8563・4193、片付けなどを依頼する被災者は080・8563・8066。【佐藤緑平】