鉄道6路線310キロ不通 JR九州は全路線の1割被害 九州豪雨

九州を襲った豪雨では鉄道も甚大な被害を受け、一部区間で運転見合わせが続いている。JR九州と第三セクターを合わせて12日現在の不通区間は6路線約310キロに及んだ。このうちJR九州は約230キロが不通となり、同社では九州新幹線と在来線の全路線のうち1割が鉄道橋の流失や線路への土砂流入などで運転できなくなっている。
JR九州は13日、豪雨による計345件の被害を確認したと発表。肥薩線は、球磨川にかかる2本の橋が流失するなど65件の被害を受け、八代(熊本県八代市)―真幸(まさき)(宮崎県えびの市)が不通となっている。久大線でも橋の流失など145件の被害で大分県内の日田―向之原で運行を見合わせている。鹿児島線は熊本県内の長洲―植木、鹿児島県内の川内―鹿児島中央の2区間が不通。被災した路線は、駅舎が浸水した九州新幹線も含めて計17路線となった。
JR九州は「復旧にはかなりの時間を要する」としている。同社によると、3~10日の8日間に計20路線で4550本が運休、約19万人に影響が出た。
自治体が出資する第三セクターの被害も深刻だ。くま川鉄道(熊本県人吉市)では、人吉温泉―湯前の全線で運休。肥薩おれんじ鉄道(八代市)は土砂流入で八代―水俣が不通となり、平成筑豊鉄道(福岡県福智町)は犀川―油須原で運行を見合わせている。【石田宗久】