台風、伊豆諸島でも900棟被害 都が廃棄物処理支援へ

台風15号の影響で、東京都内でも島しょ部を中心に大きな被害が出たことを受け、都は17日、幹部を集めた危機管理対策会議を開いた。大島町や新島村など伊豆諸島では、約900棟の住宅に被害が出たことが分かっており、今後、復旧に伴って出る廃棄物の処理を支援する方針を確認した。
17日現在の都のまとめでは世田谷区で死者1人が出たほか、大島町などで7人がけがをした。住宅約1050棟が全半壊や一部破損するなどし、9割近くを島しょ部が占めた。
大島町(伊豆大島)では3棟が全壊、54棟が半壊、298棟が一部破損。一時、全島的に停電と断水が起きたが、17日までにほぼ復旧している。全寮制の都立大島海洋国際高校(同町)では校舎の窓ガラスが割れるなどした。停電や断水も起きたため、10日に島外出身の生徒ら約200人をいったん帰宅させた。その後、被害が少ない校舎や寄宿舎の研修室を活用した授業のめどが立って16日に再開した。
新島と式根島からなる新島村も一時、全島で停電や断水に見舞われた。住宅の被害は計465軒に及び、都内で最も被害が出た。
17日の対策会議では都内の被害状況のほか、千葉県への支援状況も報告。小池百合子知事が被災地の復旧に伴って増えるごみや、がれきの処理に積極的に協力する考えを明らかにした。また、電柱や樹木の倒壊で送電線が切れ、停電が発生したことから、都が取り組む無電柱化の推進を加速化させることも確認した。【内田幸一】