行方不明の65歳男性の死亡確認 被災者生活再建支援法を適用 熊本県

記録的な大雨で九州を中心に甚大な被害が出た豪雨災害で、熊本県は15日、行方不明になっていた同県人吉市上薩摩瀬町の厚地芳仁さん(65)の死亡が確認されたと発表した。一連の豪雨による九州各県の死者は、熊本65人▽福岡2人▽大分2人▽長崎1人――の計70人になった。
熊本県はこの日、県内の全市町村に被災者生活再建支援法を適用することを決めた。住宅が全壊したり、住むことができない状態が長期間続いたりする世帯などに最大300万円、大規模半壊の世帯に最大250万円を支給する。
県によると、同法は全壊住宅が100世帯以上の場合、県全域に適用できる。これまで八代市、芦北町など4市町村で計545棟の住宅全壊を確認。被害が大きかった人吉市と球磨村でも調査が進んでおり、県内の全壊被害は今後、大幅に増える見通しだ。
また、県内の避難所で業務をした高松市職員の男性保健師の新型コロナウイルス感染を受け、男性保健師が派遣された避難所2カ所の避難者ら計382人に実施していたPCR検査は全員の陰性が確認された。
熊本県は、被災地に職員を派遣する自治体などに、手洗いや検温など感染対策や健康チェックの徹底を改めて要請。県によると、長崎県は14日に職員12人を追加で派遣予定だったが、事前にPCR検査をするため16日に延期した。【城島勇人、清水晃平】