静岡県は17日、県内で3人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。このうち60代の男性2人は、これまでに利用客ら4人の感染が分かった熱海市のカラオケ設備のある飲食店「クレッセント」を利用していた。同店関係者の感染確認は計6人となり、県は同店でクラスターが起きたと判断した。県内でクラスターが発生したのは初めて。
県は、特定の施設内で5人以上の感染者が発生した場合をクラスターの基準としている(家庭内を除く)。
6人の感染者の利用日は7月4~11日ごろにかけてまちまちで、店員や常連客を介して感染が広がった可能性がある。このため県は、7月1~11日に同店を利用した人は熱海保健所(0557・82・9125)に相談するよう呼び掛けている。同店は12日から休業している。県によるとこれまでに県内外で20人程度の利用客らがPCR検査を希望したという。
県疾病対策課の後藤幹生課長は「客の中に首都圏からの来訪者がいた可能性が高いと考える。カラオケを伴う飲食店は歌うことで飛(ひ)沫(まつ)が飛びやすく、狭い空間を共有することも多い」と指摘。「首都圏からの来訪者が多く、3密が起きやすい施設では、換気を多くしたり消毒を徹底するなどガイドラインを順守して営業してほしい」と訴えた。
17日にはこのほか、島田在住の1人の感染も判明しており、県内の感染は105例目となった。