日本美術院(東京)が同院理事を務める日本画家で東京芸術大名誉教授の宮廻正明氏を謹慎処分にしていたことが、20日までに分かった。処分は18日付で、そごう美術館(横浜市)で開催中の「春の院展」に宮廻氏が出品した「銀河鉄道」が、他の写真作品に類似していたことが理由。
同院によると、16日に「銀河鉄道」がロックバンド「ソウル・フラワー・ユニオン」のCDジャケット写真に似ているとの指摘が同美術館に寄せられた。同院は倫理委員会を開き「作家としての道義上の責任として看過できない」と結論付け、理事の辞任を勧告、1年以上の謹慎処分とした。作品は既に展覧会から撤去されている。
宮廻氏は自身の公式サイトで、過去にタイで出会った海外写真家の写真をスケッチした素材から絵を起こしたと説明。「(写真家との)コラボという目的で話を進めるべきところ(中略)図らずも院展に出品してしまった」と謝罪している。
[時事通信社]