岡山市は19日、市内在住の4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち3人は18日に感染を発表した20代男性と同じ接客を伴う市内の飲食店従業員。17日に感染を発表した20代女性も客として訪れており、同じ店で計5人の感染が確認されたことから県内初のクラスター(感染者集団)が発生したとした。
これを受け、伊原木隆太知事はこの日、臨時会見し、接待を伴う飲食店利用についての自粛協力要請を行った。
県内での感染確認は40人(再陽性含めて41例)になった。
市によると3人は20代男性2人と10代男性で、18日に感染発表された20代男性の濃厚接触者としてPCR検査(遺伝子検査)を実施し陽性が判明した。同店はアクリル板の店内設置や入店者数の制限などの対策を取っていたというが、市は7月以降に同店を訪れた人にPCR検査を行う。
他の1人は、20代女性の濃厚接触者で会社経営者の40代男性だった。
会見した大森雅夫市長は「市中感染の恐れは否定できない。市民のみなさんには一層の注意をお願いする」とし、今後保健所から接客を伴う飲食店などに対し、適切な感染防止策を個別に指導する考えを示した。伊原木知事は、県内全域で31日まで「感染拡大予防ガイドラインを順守していない接待を伴う飲食店利用自粛」などを要請した。【松室花実、益川量平】