H2Aロケット打ち上げ成功、36回連続…UAEの火星探査機を軌道に

アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「ホープ」を搭載したH2Aロケット42号機が20日午前6時58分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。打ち上げ事業者の三菱重工業によると、ホープは約57分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。H2Aの打ち上げ成功は36回連続で、成功率は約97・6%になった。
海外の探査機や人工衛星をH2Aで打ち上げるのは、4件目。同社は高い成功率をアピールし、H2Aや今年度後半に初打ち上げを目指す次期主力ロケット「H3」で、海外からの受注をさらに獲得していきたい考えだ。
ホープはUAE初の火星探査機で、順調にいけば7か月後の2021年2月に火星を回る軌道に入る。高度約2万~約4万3000キロ・メートルの長円形の軌道を回り、赤外線や紫外線で大気中のちりや水蒸気、酸素などを観測するほか、高解像度カメラで火星の姿を撮影する。
今月、米国や中国も探査機を火星に送り込む。中国は23日頃、米国は30日にも、火星の地表を走って調べる探査車などを搭載したロケットをそれぞれ打ち上げる予定だ。